懐疑派ブログは引っ越ししました。
→新URL : http://news.skeptic.jp/
読売新聞:外国人参政権
- Posted at 2004-11-17 Wed 15:37:34
- Category: ニュース
■読売新聞/社説[外国人参政権]「法案も審議も筋が通らない」
一九九五年の最高裁判決は、「憲法一五条の公務員を選定・罷免する権利は、日本国籍を持つ『日本国民』にある」と明示している。憲法九三条の地方公共団体の首長、議員を選出する「住民」も「日本国民」である。地方自治法などの関連法の規定も同様だ。憲法改正しようって言ってる新聞が、憲法を盾にとってもねぇ…。憲法違反になることは審議しない、ってんならあなた方が熱心にやってることはどうなの?
この判決は、憲法をはじめ、地方自治法などの選挙権に関する規定は、いずれも、外国人に選挙権を保障したものではない、と明言している。 公明党が、地方参政権付与の根拠とするのは、判決の傍論だ。「永住外国人への参政権付与は憲法上禁止されておらず国の立法政策にかかわる問題」とした“見解”だ。本論と明らかに矛盾する。 法的拘束力もない傍論に基づいて地方参政権付与を主張するのは、法理を無視するものだ。
(略)
自民党は、憲法違反とする党内の反対論が強く、共同提案をしなかったが、公明党への配慮から、審議は容認した、という。民主党も、根強い反対論がある一方で賛成論もあり、審議には応じた。 だが、「違憲」の法案の審議を容認したこと自体、筋が通らない。
■で、この憲法違反ってのを長々と続けて…
考えるべきは、地方参政権付与は国家の基本にかかわるということだ。 公明党の付与法案は、条例の制定・改廃、首長や教育委員会委員などの解職請求権も認めている。外国人を異質な存在と見なし、敵意・脅威を煽る…いかにも排他的な保守派。
日本に敵対する国の国籍を持つ永住外国人が選挙権を通じて、有事の際の自治体と国との協力関係を定める条例の制定・改廃に影響力を行使すれば、日本の安全が損なわれる恐れがある。教育委員への解職請求権の行使は、地域の教育のあり方、内容を左右しかねない。
国の姿を歪める恐れのある法案は、本来、自主的に取り下げるのが筋だ。
■「日本に敵対する国の国籍を持つ永住外国人」ってのが、おもしろい。「三国人」を見たら敵と思え…ってか。「教育委員への解職請求権」ってのは、あきらかに東京都を意識してるしね。
参考までに…
公明党・創価学会:外国人参政権問題
読売のトンデモ社説には毎度恐れ入るが、今回は加えてバカ丸出し社説でもあったように思う。
そもそも私自身は憲法上の「国民」=日本国籍保有者との考え自体誤っていると考えるので(だって「国民」の定義を国家がするっておかしいでしょ?)定住外国人の参政権については読売と反対の考えに立つが、そのことと切り離しても今回の社説は明らかに論理的に誤りである。
ちょっと面白くない文面になりそうだけどご勘弁を。
>「本論と明らかに矛盾する」
「本論」とは当該判決理由(「保障したものではない」の部分)を言うのだろうか。だとすれば「保障したものではない」ということと「禁止されてはいない」ということが「矛盾する」ということになる。
保障はしてないが禁止もしていないということが考えられる以上(実際この判例はそう理解されている)、これを「矛盾」、それも「明らかに」とまで断言するのは、誤りである。
>「法的拘束力もない傍論に基づいて地方参政権付与を主張するのは、法理を無視するものだ。」
「法的拘束力」とは、傍論のことについて言っているのだから判決の先例としての拘束力のことを言いたいのだろう。
だとするとこの拘束力とはあくまで裁判所の後の判断を拘束するものを意味し、逆にそれ以外の者を拘束するものではないから、仮にこれに反する主張がなされたとしても許される。
ましてこれに基づいて主張がなされることは最高裁判所の意向に沿うものとして有利な議論展開が望めこそすれ、何ら「法理を無視するもの」ではない。
読売の「法理」の理解すら疑わしい。
>「違憲」の法案の審議を容認したこと自体、筋が通らない。
ホンマかいな。
党内外で「違憲」との声があるだけで審議を容認してはならないなら、こんなにうれしいことは無い。(この辺は宮藤さんとカブるけど。)
憲法改正案? とんでもない!!正に筋が通りません。
個人的には憲法前文を読み上げた小泉を想起した。
で、「日本と敵対する〜日本の安全」と、裸の本音が出てきました。
結局、言いたいことはそれだけなんでしょ?
だったら論理矛盾や勉強不足を露呈するような理屈をこねずにそれだけ言えばいいのに。
天下の読売にあんな論調で書かれたら、まにうけまっせ普通。
読売はいい加減、国民を惑わすのはやめてくれないか。
社説書いてる奴の顔が見たい。
公明党に手柄を立てられたくないって言う気持ちには同意しますがね。
>国の姿を歪(ゆが)める恐れのある法案は、本来、自主的に取り下げるのが筋だ。
っていうのは「国の姿を歪(ゆが)める恐れのある新聞は、本来、自主的に廃刊するのが筋だ」の間違いじゃないのか、と。